発声障害 リハビリ

発声障害は声帯ポリープなど器質性の病変がありませんから、切る治療法ではなくリハビリで治します。発声障害は音声リハビリと衛生指導の2種類のリハビリ方法で治しますが、様々な方法があるので担当医とじっくり相談する必要があります。例えばボイスセラピーも、発声障害を治すための代表的なリハビリ方法の1つです。歌手を目指す方のボイストレーニングとは異なり、声楽家の先生ではなく言語聴覚士や耳鼻咽頭科医と一緒に訓練を行います。大きな声が出せない発声障害の症状に対しては、声帯の内転力を強化するために訓練するプッシングリハビリ法を行うこともあります。発声障害の中でも変声障害と診断された患者さんには、胸に手を当て連続して「あ〜」と声を出す胸声強化法を行うよう指示されることもあります。喉に必要以上の力が入ってしまう仮声帯発声などの発声障害の症状に悩んでいる患者さんには、チューイング法で喉の力を抜くリハビリを行います。

スポンサーリンク

発声障害のリハビリは、ボーカルハイジーンと呼ばれる声の衛生指導も含まれます。実は、機能性発声障害の原因は喫煙や過剰な咳払いの癖など、問題がある習慣が影響していることもあります。担当医は丁寧に問診を行い、発声障害を引き起こしている可能性がある習慣や癖がないかどうか、調べます。もし原因になっていることが分かり次第、自然にやめられるよう指導するのもリハビリの1つです。患者さんによっては、心理的な問題で障害を起こしているケースもあるので、必要に応じてカウンセリングも行います。一昔前まで抗不安薬を投与する薬物治療や、全身麻酔で声帯確認をする治療などが行われていました。けれど現在では音声治療でリハビリを行う治療方針を選択している医療機関が大半です。どの方法も1回20分程度で終了し、1週間から2週間に1回のペースで行います。3ヶ月かけてじっくり10回ほど繰り返し、治療効果が出ているかどうか確認する流れになります。

スポンサーリンク

記事の内容は気に入っていただけましたでしょうか?

もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら、
ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです。

このエントリーをはてなブックマークに追加